湖北菅浦、光の春
この日、気温こそ真冬そのものだったが久しぶりの日差しに誘われて湖北、菅浦へ。毎年、この時期になると、「光の春」を探しに出かける。撮影テーマのことを言っているのだが、それはとりあえず置いて菅浦のこと。Sonyα7S2F2.8G/70-200㎜琵琶湖は、北に向かって狭まるにしたがっていくつかの岬と入り江による複雑な地形を造り出す。そのひとつ、葛籠尾岬(つづらおさき)の入り江に開けた集落が菅浦だ。空気が澄んでいたせいか、対岸の比良山系が間近に迫る。いつも思うのだが、このあたりの琵琶湖の水は大津あたりに比べると群青ともいえるほど濃い。その濃い水の色から立ち上がる雪の山肌が明るく青空に映えて冬山とは言え春の様相を感じたのである。Sonyα7S2F2.8G/70-200㎜入江に沿って車一台がやっと通れるほどの道の両脇に細長...湖北菅浦、光の春